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2010年3月24日水曜日

2010 JODA NT最終選考会

20100320~20100323


別府で開催された
JODA ナショナルチーム最終選考会に行ってきた
















去年、鹿児島に練習に行った帰り、
最終選考会に行っているヒラバラさんから
メールが届いた。
「江の島は地獄のようだ」
衝撃をうけたのを今も覚えている。

最終選考会前に3週続けて別府に通った。
本番、吹いてもせいぜい7,8と思っていた。
しかし、本番は「地獄」という言葉を
思い出させるくらいすごかった。

1日目、開会式が終わり
出艇するも大きく振れるのでAP H
仕切りなおし!
イブキとコウシを曳いてハーバーへ向かう

光レガッタの時に、イブキ父が
2次選でレスキューをシェアしませんか
と誘ってくれた。
レスキュー艇の無い私を
光のレスキューに乗せてくれるというのだ。
シェアという言葉を使って気遣ってもくれた。
声をかけてくれたことがなによりうれしかった。

曳航されるとき、普段ならセイルを気遣い
メインを引き、セイルがシバしないように
するものだが、それも風が強すぎてムリ
2人のレースセイルはシバしてバタバタと
激しい音をたてていた。

バーバー入口手前で、大きく振れる強風に
手こずっている実力派の選手を見て
あらためて今日の風のすさまじさを感じた。

指導者会議で低馬力のレスキュー
強風に不安がある選手の出艇禁止が
伝えられ再出艇

本船までは長いダウンウインド
あちらこちらに沈している艇がいる

沈している九州の選手を見つけた
アカを汲んでも汲んでも、大きな波でアカが入る。
しばらく見守るが、アカ汲みを続けている選手の
体力も限界と判断し、レスキューで近づく
大人が3人乗っているレスキューの2人が
体重移動でレスキューのバランスをとりながら
1人が選手とアカを汲むが、
それでもアカを抜くことができず
風の抵抗を受けているマストを3人がかりで
外してからようやくアカを抜くことができた

ところでウチのぼうずは何処に?
本船が沖から岸よりに移動をはじめた。
本船を追ってクローズで上ってきている
のを見つけ一安心

夕方近くになって
最終選考会 1本目、
スタート時はまだまだド強風だったが
最終組が上マークを回航した後、
風がピタリと止み、16艇がDNF
一本目からやってもうた!

2日目
朝、早く目が覚め風を確認しようと
ホテルの窓を開けると閉まらなくなった
慌ててフロントに電話をすると
閉め方がわるかっただけで
ボタンを押すと簡単に閉まった
しかし、開いていた間、窓は吹き飛びそうだった

昨日より吹いている

昨日は西、今日は風向が変わって北西
波、風、昨日より大きい
強烈なブローがVSRのバウを持ち上げる

本船回りに、沈艇が数艇
沈艇のアカ汲みを手伝ってやりたいが
次の事態を考えるとそうもできない

本船から離れるな!沈するな!
ブローに気をつけろ!と指示を出す

赤十字旗と共に上がっていた
クラス旗が降りる。
本船近くにいるのに風にかき消され
ホーンは聞こえない

スタート前に沈して本船に繋がれている艇、
ラインの下でアカ汲みをしている艇、
スタートできたのは30艇いただろうか?
まともにクローズで走れている艇は1艇もいない
20mオーバーのブローを受けたら
即、沈は間違いない

コウシはブローを抜きながら
スターボーで岸側へ走る
50mくらい先にイブキ
なんとか沈せずに上マーク近くまできて
スターボーでアプローチを試みるが
なかなかマークを回れない
シングルで回れそうだったが、
結局、20番くらいまで落ちた

リーチングは圧感だった
OPと思えないスピード
少しでもミスしようものなら即、沈

1から2、2から3のライン上に
沈艇が数多くいた
後から来ても、沈さえしなければ
順位を上げられるが・・
アカ船にならなかった艇は
いたのだろうか?
そう思えるほど、ほとんどの艇が
コース途中でアカ汲みをしていた

ド強風の2本は15位でなんとかフィニッシュ
3レース目を境に風は落ちてきたが
成績は芳しくなかった
2日目 6レース
初日と合わせて7レースを消化

3日目
昨日の強風がウソのように風が落ちた
さぁ本領発揮か?
良かったのは1本目だけで
後は1上、20後半から30位近く
1から2、2から3で順位を上げる展開
3日目の最終レース、完全、下有利なのに
上3くらいから出て最後まで返せずドツボ
この時ばかりはキレた

4日目
南からの3mほどの風があったが
安定せず、一旦、着岸
運営は、最後まで沖で風を待ったが、
予報の北風は吹いて来ずに
レースが終了した。

最終選考会 40艇中16位で
辛くもNTの座を勝ち取った

真っ先に後藤先生に電話、
声を発した瞬間、
これまでのいろんなことが頭を巡り
言葉にならなかった

ここまで来れたのは
支え、応援してくださった
みなさんのおかげ
本当にありがとうございました。

これからより一層がんばります。
コウシはナショナルチームとして
カナダ キングストンで開催される
北米選手権に挑戦してきます。

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