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2010年9月24日金曜日

トラブル

20100923

午前中、セーリング関係の打ち合わせがあり
昼からハーバーに行く
いい風が吹いていて久しぶりにハイクアウト練習が
できそう。
準備をすませ午後1時半出艇

風向80から90 風速6から8
フルハイクに少し足りない風、
スターボーで波に押され気味に岸側に5分、
タックして沖へ5分走り、フリー
以前より、フラットに注意して乗っているように
感じる。いい感じ

同じような練習を3回ほど繰り返していると
風が上がり、波風が大きく左にシフト

臨海公園南側の平水面へ移動

しばらく休憩のつもりだったが、さらに風が上がり、
平水面であるはずの海面も、かなりの波立ってきた。
コウシ、そろそろ帰ろうや!
最初に沖に出して、大きなうねりを右側から受けながら、
クローズで進む。
後ろから付いていく私のゴムボートは波のトップに乗ると
少しヤバイ感じがする。
コウシが振り返った。
お父さん、少しヤバイよ。南へ戻ろうや!
こちらもヤバイと思ったとこだったので
即、了解して南側へ戻った。
 お父さん、サカモトさんに電話してみて!

私たちが出る時、既にスロープに船台があった。
呼び出し音が数回鳴り、サカモトさんが携帯に出るが、
会話が成立しない。
直後に2度コールしたが、今度は出ない
波風と奮闘中と判断。

スロープからの帰還をあきらめ、
臨海公園南側の砂浜にコウシを着岸させる。
ジェットバイクの方たちがコウシの着岸を
手伝ってくれた。

その間、サカモトさんから着信があっていたが、
私が着信に気がつかなかった。
こちらから2度掛けなおすが圏外アナウンス

海上にゴムボートをアンカリングして
艇庫の細田先生に、管理事務所への連絡を依頼

管理事務所より着信
サカモトさんがまだ着岸していないことを告げ、
3階監視所より、確認できなければ
海保への通報を依頼

すぐに海保より着信
これまでのことを時系列で伝え、
服装、艇、本人の情報についての質問に答える。
この時点で、防災ヘリと海保の巡視船が出動したと聞いた。

ゴムボートを宮崎港奥の海洋高校の桟橋へ回航、
車でピックアップしてもらいサンマリーナへ戻る。

芝生広場の外周には大勢の人がいて、
ディンギーヤードにはレスキューや消防車が10台以上いた
 見つかった、見つからない、救助された、情報が錯綜していたが、
しばらくして、防災ヘリが芝生広場に着陸。
隊員に両脇を抱えられサカモトさんがヘリから降りてきた。

この日、サカモトさんは南防波堤より南へセーリングして
波風が上がってきたので帰港しようとクローズで南から
南防波堤をめざした。
もう少しで南防波堤の内側に入ろうというところで沖からの波で沈、
艇を起こし走り始めるが再度、沈。
ラダーのストッパーが甘くなっていて沈するたびにラダーが外れ、
3度目に沈した際、外れたラダーが流失し、航行不能に陥った。
艇にしがみついていたところ、防波堤南側のテトラに近づいたため
艇を放棄し、救命胴衣の浮力で浮いていた。
私から最初の着信があった時、既に艇体を放棄した後だったそうだ。
波をかぶって応答ができず、1時間ほど浮いていたそうだ。
その間、防波堤先端に居た釣り人に救助を求め、
しばらくして防災ヘリが飛んで来て、救助となった。


無事でよかった。


誰もが、明日は我が身!
いつ救助される立場になるかもしれない。
余裕をもって判断!絶対に無理をしない!