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2006年8月28日月曜日

第14回鹿屋カップオープンヨットレース

20060826~20060827




















夏休みも終わりに近づいてきた。
コウシは、レースと練習日以外は
ずっとおばあちゃんちに泊まりに行っていたので
海や川で泳いでいない。
そういえば、クワガタを取りに連れて行くと約束していたが
私の友人からクワガタとカブト虫をたくさんいただいたので
結局、連れて行っていない。

せめて一日くらい海で泳がせて
やろうと大会前日の午前中に出発した。

都城で高速を降りETCの料金表示を見ると1,050円

 なんで?

通勤時間帯割引50%OFFに間に合おうと
9時50分くらいに高速に乗ったのになんで?
後でわかったが通勤時間帯割引は午前9時までだった@@

都城でロッテリアに寄り遅めの朝食を取って
鹿屋市の高須海岸へ向かった。
1時間半ほどで「たかす海水浴場」に到着
















ダイチの父から艇庫は海水浴場の隣にあると
聞いていたので場所はすぐにわかった











ひとまず海水浴場の有料駐車場に車を停め
コウシと海を眺めた。
水平線には錦江湾の出口、対岸には指宿が見え、
その奥には聞門岳がうっすらと見える。
海の水は透き通っていて思ってたよりずいぶんきれいだ。
潮が引いていて砂浜の長さは30mほどある。

コウシは裸足になって砂浜に降りたが
他に海水浴客の姿はない。

「海の家」で監視をしていた地元町内会の
人の話によるとお盆を過ぎるとクラゲが多くなり
海水浴客はめっきり少なくなり平日はさらに
少ないという。

コウシは砂浜でしばらく遊んでいたが
誰もおらんからつまらんといって海から
上がってきた。
2人で付近を探索し、隣の浜田海水浴場にも
行ってみたが泳いでいる人の姿はなかった。

「たかす海水浴場」の近くには飲食店がなく
コンビニも無い。
夕方までの時間潰しに、鹿屋市街まで
買出しに行った。

たかす海水浴場に戻ると艇庫に鹿屋海洋スポーツクラブ
の子供たちが3人来ていて明日の大会に使う
チャーター艇の艤装品の準備をしている。
高校生が中心になり中学生2人が手伝って
いた。
しばらくするとサカグチさんと
大会の運営をしてくれる大学生たちが来て
ゴムボートの準備などをはじめた。
鹿屋海洋スポーツクラブは大学生が中心になり
子供たちの指導をしているようだ。
大学生と子供たちの和気藹々とした光景が
うらやましい。










その日の夜は車中泊の予定だったが
ご好意により艇庫2階に泊めさせていただくことになった。
また、サカグチさんの息子さんに近くの「坂本温泉」を
教えていただき早速、行ってみた。
「坂本温泉」は大人350円、子供料金は忘れました@@
茶色いお湯で上がった後にツルツルになります。
石鹸とタオルは持参する必要があります。
私は石鹸を忘れて番台で買った。
その石鹸は「牛乳石鹸」でコウシはかなりその石鹸が
気に入ったらしい。

 お父さん、このモーモー石鹸、肌がツルツルになるね。
 この石鹸すげぇー
 
コウシ、この石鹸、たぶん家にもあるぞ!

艇庫に帰り
硬いフロアにナイロンシートを敷いて
マクラとタオルケットを持ち込み
横になった。










10時くらいにダイチの父から今から出発すると
電話があり硬いところに寝れるやろうかと心配していた。
今回はキャンプ用のマットを持ってきていない。

以前、私は磯釣りをしていて岩場で寝ることが
多かったので平らな所であれば天国なのだが
普通の人はそうではないらしい

一眠りした午前1時過ぎにダイチとダイチの父
が到着した。
ダイチの父は相変わらずパワフルである。
今回も夜遅くまで仕事をこなし、その足で鹿屋まで
走ってきた。
すぐに寝ればいいのに、しばらく私と話をして
2時半過ぎにようやく床についた。

大会当日、子供たちと眠い目を擦りながら
OPを車から降ろす。
ダイチの父は寝不足が続いているらしく
今日はダメじゃぁと言っている。










艇の準備も終わり一息ついたころ
鹿屋カップに参加する選手や保護者が
集まりはじめた。















今回のレースはOP級A、OP級B、ミニホッパー
、シングルA、シングルBの5つのクラスで開催される。















選手たちが艇の準備をしている艇庫の裏側では、今夜のレセプション
の用意が始められていた。
大鍋あり、焼き台ありでかなり大掛かり^^
レセプションが楽しみ♪


今回のレース私とダイチの父は艇庫の2階のテラスで
高見の見物を決め込むつもりだったが
鹿児島のモトツさんに誘われ、ゴムボートに
乗せていただくことになった。

海上は昨日の午後と同じように3~6Mくらいの
いい風が吹いている。















OP級はミニホッパー、シングルハンダークラスが
スタートした5分後にAB同時スタートとなった。
Aのコースは 1-2-3-1-3-スタートライン
ゴールのオリンピックコース
Bのコースは 1-2-3-スタートラインでゴール

5分前のホーンが鳴ってから鹿児島のケイスケの後に
ピッタリとつけている。
スタートホーンが鳴りケイスケの上からスタート
スタート直後にケイスケがタック
コウシもすぐ上でタック
5mも走らないうちにケイスケがまたタック
コウシもタック
スタート直後にケイスケにつられて3度タックして
その後は目標を見失い1マークをビリ近くで回航した。
今回もコウシは課題であるタックのタイミングが わかっていない。

レースとレースの合間に我々のコーチボートの近くに
寄ってくれば一言、言いたいところだが寄ってこない。
自分の成績が悪いので、こちらを見向きもしない。
その日は3レースを消化したがどのレースも似たりよったり
で良いところは無かった。
周りに合わせたり、周りにつられてタックする。
このタックがどういう意味を持つのかわかっていない。
ブランケに入ると必ずタックする。
ブランケをかわすタックだったら元のコースに戻った方が
良いと思うのだがブランケを抜けるタックをして艇団と
反対のコースを延ばしてしまう。
陸に上がってコウシにわかるように説明するにはどうしたものか
コウシのレースを見ながらゴムボートの上でいろいろ考えた。

レース終了後
陸に上がったコウシは










お父さん、オレどんどん良くなりよるやろ?
最初が11位でその次が11位、最後は8位やから
明日はもっと良くなるわ。

ノーテンキなB型はこわい。
今、何を言っても無駄やろうから明日の朝にでも
話をしよう。

一方、ダイチは絶好調!
2位、1位、1位と暫定1位。
レースが終わる度に何位やった?
と聞くと、指を1本立てて1位やったと
うれしそうに報告する。
コウシなんか今まで1位を1回もとったことがない。
さすがダイチ!
















今回、1位の商品は自転車らしい
ダイチは昨年の錦江湾オープンでも自転車をゲットした。
ダイチ!お前は自転車キラーか?

ダイチの父もダイチの大活躍に久しぶりにうれしそうだった。

着艇して片付けを終え、シャワーを浴びて
しばらくすると艇庫2階の広いバルコニーで
レセプションがはじまった。















サカグチさんの挨拶のあと、早速、5mはありそうな
ソーメン流しがはじまり、子供たちは大喜び。










なぜか、コウシはお椀にこれでもかというほど
ソーメンを取っていて
ケラケラと笑っている。

アホか!お前は!
それ全部食ったら他の料理が食えんやろ!

 だってソーメンおいしいもん。

コウシは他の料理にはほとんど手をつけず
最後までソーメンばかり食っていた。

欲のないヤツ

会場では鹿屋名物のピーナッツの潮茹や
ピーナッツ豆腐(これは珍品初めて食べましたメチャ
クチャバカウマ)サカグチさんの奥さんまた食べさせて
くさださい。巨大なスペアりブ、よそでは食べれない
ほどウマイ、特製ウィンナーなど盛りだくさんで
ウマイものづくしだった。

お酒の飲めない鹿児島組、寝不足で昼間から飲んでいて
飲みすぎのダイチの父、食いすぎて動くのが
苦しい私は中締めの後、会場を後にして本日の宿である
町民会館に向かった。

一旦、宿に帰って飲んでいない私、モトツさんご夫婦、
イワキさんの奥さん4人は鹿屋のディスカウント
に朝食の買出しに出掛けた。
ここのディスカウントの安さ!
 おにぎり1個50円、ハンバーガー50円
私たち宮崎組の朝食は500円で完了!

宿に帰るとダイチの父とコウシは既にダウン。
ダイチは鹿児島の子供たちと騒いでいる。
ハシモト先生とイワキさんは鹿児島の高校生に
ありがたい話を説いていた。










大会2日目
朝、起きると
ダイチの父よりデリケートな人をイワキ車で発見!
なんと!鹿児島のイワキさんは広い町民会館
ではなく自分の車の中で寝ていたようだ。
なんでも人が近くにいると寝れないだとか・・

鹿屋は今日も晴天!!

8時半くらいに出艇
我々もゴムボートに乗って下マークを担当した。
スタートは9時30分の予定だったが
風が落ちてくると判断したハシモト先生が
本部艇に進言して第4レースが9時過ぎに
スタートした。
















ハシモト先生の読みは当たった!

先頭の艇団が2上を回航してから下マークへ
向かう途中、風が止まった。

コウシはこのレース1上をトップで回り
2上の上りで数艇に抜かれはしたものの
5位くらいには入っていた。

もったいない。
結局、コース短縮となり
2上を回った後の下マークがゴールとなったが
ゴールへたどりつけたのは2艇だけだった。

海上でしばらく風待ちをしていたが
吹いてくる気配がないので一旦、着艇をして
食事を取ってからの仕切りなおしとなった。

 コウシ・・(たぶんB型・まだ検査していない)
 お父さん、ボクの言ったとおりやろ!
 いい感じになってきたやろ!

 そ、そうやね。おしかったね。
 昼からもレースあるらしいからガンバレよ(父)










短めの昼食を済まして、すぐに子供たちは
出艇した。

今日も暑い!
鹿児島のハシモト先生とイワキさんは、ご機嫌で
普段は飲まないビールを飲んでいた。
ビールを飲んでる時の証拠写真を撮っとかなきゃと

ハイ パチリ♪










2人とも飲んでたいじょうぶなんかな??

第5レースがはじまった。
コウシは第一線からスタート
スタボで伸ばす。

 いいぞ! タックするな!

1上を1位で回航

たまにはこんな光景も見られなきゃやってられませんよね。
と鹿児島のモトツさん

 うんうん。たしかに

たしかにいつもビリばかりでは
親のモチベーションも続かない。

1上からサイドも1位をキープ
鹿屋のコウヨウくんと競っている。
サイドから下、下から2上、2上から下
もなんとか抜かされずにいた。



















 もしかして・・いける?

残すはゴールまでの上りだけ

しかしそう甘くはなかった。
後続してきた、コウヨウくんと鹿児島のダイチ
くんに抜かれ惜しくも3位になった。

このレースは今のコウシにできる最高の
走りだったと思う。
着艇し、良くがんばったな と声をかけた。
本人はくやしがっていたが、私はホッとした。

ハシモト先生もアイツは初めて話した時に
敬語で話すことができた。
と褒めてくれて、艇庫でコウシを呼び止めOPの
走らせ方について話をしてくださっていた。










艇の積み込みを完了し、待ちに待った表彰式
ダイチがうれしそうだ。
Aクラスは鹿児島のダイチが優勝!










Bクラスは宮崎のダイチが優勝!




















OP級はダブルダイチの優勝となった。
我が宮崎のダイチは1レース目以外全て1位で
これまでのくやしい思いを吹き飛ばした。
またもやダイちゃんは副賞の自転車をゲット
ダイチおめでとう!これからもがんばろうな!

いつものごとく帰りの車の中でコウシは
泣いていた。
1レースから5レースまでの成績を計算して出た
結果が総合成績なのだが、コウシの頭の中では
どうしても納得できないらしい。
よくよく話を聞いてみると

最後に3位を取ったのに何ももらえなかったのが
納得できないということらしい

 エッ???

コウシは小学4年生!体も頭もまだまだ成長中である。

今回の大会を主催されました
鹿屋海洋スポーツクラブの方々、関係者の皆さま
運営、楽しいレセプションありがとうございました。
親子共々、夏の最高の思い出になりました。
また来年も参加させてください。

2006年8月21日月曜日

第29回西日本OP級ヨット選手権大会

20060818~20060820

西日本OP選手権に参加予定していたが台風の影響で難しい判断を迫られた。大会1日前の17日台風は宮崎に海岸沿いから迫ってきており、上陸してから九州を縦断すると予想された。
18日の大会に向け17日から出発しようと準備のためにコウシと2人で艇庫に来ていた。
風速計は25Mを超え防波堤を超えた大波がマリーナの中まで入ってきている。さっきまで行く気満々だった気持ちが揺らぐ鹿児島のイワキさんと電話で話したが鹿児島は風はさほど強くないとのこと。
最後の最後までいろいろ考えたが最終的に、ダイチの父と相談して今回は辞退することを決めた。
最後まで親切に対応していただいた佐賀県ヨットハーバーのスタッフの方
 行きますよぉ だいじょぶですよぉ
と励ましていただいたイワキさん本当にすみません。
次回、必ず参加したいと思います。

2006年8月14日月曜日

福岡ジュニアヨット選手権大会(小戸カップ)

20060812~20060813
自宅を午後8時に出発し
途中、「冨吉亭」に寄って腹ごしらえを
して、えびのインターを目指して走る。
普段なら後部座席からすぐに
寝息が聞こえてくるのだが
今回は眠くないらしい

 お父さん、「川柳」 知ってる?

知ってるぞ!

 やろうや!

ハァ?

コウシはそう言うと
サラリーマンの川柳を立て続けに
3つ詠んだ。

どこで覚えたん?

 新聞に書いてあったとよ。
 お父さんも言ってみて!

即席で作った
ウンコ系の川柳を言ってやると

ケラケラ ケラケラ 笑っている。
その後、お互いウンコ系やエロ系の
川柳を2人で飛ばし合い
人吉インターを過ぎるころに
やっと寝た。

なんちゅう親子や@@

その後、基山パーキングエリアで仮眠を
取り、都市高速を抜けて小戸ヨットハーバー
に早朝、到着した。

はじめて来た小戸ヨットハーバーは
都市の中にあって周りには西公園が
あり緑がたくさんあり広々としていて
気持ちいい。
7年前、福岡に2年ほど住んでいたが
魚釣りで壱岐や五島にいくばかりで
ヨットハーバーに立ち寄ったことは
なかった。

OPをディンギーヤードに運び
日影を確保して受付を済ます。
指導者会議では福津カップであった
Bクラスでのプロテストの説明があり
今回のレースではBクラスのコーチボートは
レース海面には入らないようにとの注意が
あった。

今回、各フリート毎にOPのバースが
決められており置き場所に困ったり
することがなくてよかった。

午後からレースがはじまり
クラブから1人で参加したコウシ
だったが海面に出ても鹿児島の子供
たちと話したりして
楽しそうにセーリングしている。

レース開始前に鹿児島のタクミがコウシの
「ワラビ」が1本取れているのを見つけて
くれて自前のコーチボートで出ていた
イワキさんが結んでくれた。
「ワラビ」の予備を積んでおらず
結び方も教えていなかった。
またまた、親の未熟さを痛感させられた。

海面はいい風が吹いており
第一レースのホーンがなった。
最初から2回のゼネリコ
I旗が上がり3回目でようやくスタートした。
1上を通過する時には後ろに数艇いるものの
2上ではビリ近くなり、なかなか順位をキープ
できない。
以前のレースでは7、8m吹くとまともに
走ることさえできなかったが、
今回はメインをしっかり引いて走っていた。

1日目は4レースを消化して終了した。

レース終了後に福岡ジュニア主催で開催された
レセプションは、おいしい料理やゲーム
が盛りだくさんで子供たちの笑い声が
絶えなかった。
ゲーム終了後には
福岡ジュニアのお母さんたちの
手作りのおいしいデザートなどが
テーブルいっぱいに並び
子供たちは大喜びだった。


宿に帰ると、見ているこっちはクタクタなのに
鹿児島ジュニアの子供たちとお風呂で大暴れ
その後、鹿児島と鹿屋の反省会に参加させて
いただき、ためになるアドバイスをたくさん
いただいた。

2日目、最後のレースで今回、初のビリを引いた。
原因は大分の時と同じで、スタートしてから後続艇に
被せまくり、上マークまでに15回くらいタックして
しまった。
やっぱり、わかってないよねぇ

終わった後にコウシに聞いてみた

どうしてあんなにタックするん?

 うーーん。わからん。

の一言だった。
親のオレもわからん。
普段は2艇で練習しているので
周りにたくさん艇がいると動揺して
タックしまくるのだろうか?

コウシはいつもダイチにかぶせまくり
ダイチの父から「カブセのコウシ」と
呼ばれている。
被せた相手から即効で抜かれて
しまっては被せる意味がない。

自分で判断して
自分で考えたコースを走り
こうやったらこうなったと
と言える日が来るのは
いつのことだろう・・・