全日本オプティミストセーリング選手権大会

20091031～20091103

第４１回全日本オプティミストセーリング選手権大会
















江ノ島で開催されたOP全日本に行ってきた。

初めて出場することができた2007別府は、
入場行進のファンファーレに感動し涙、思わぬ好成績で
気を良くし、2008蒲郡は、初日からボロボロだった

今回で３回目の挑戦となった江ノ島

29日、午後７時宮崎港を出航
宮崎カーフェリーでの遠征はこれで３回目、
少々揺れたが、ゴトー先生が用意してくださった
操舵室の下にある１等客室の居心地は最高だった














30日、朝７時30分　大阪かもめフェリーターミナル着岸
すぐに走り出したいところだが、
ナビが船酔していて、ナビの地図が宮崎のままで
大阪の地図になかなか切り替わらない
車の中で、イライラバトル１回戦が勃発
結局、藤井寺ＩＣに乗れたのは９時をまわっていた

その後、眠気もなく、快調にとばす
浜名湖ＳＡに寄ったら、「グリコ」専門店を
じっくり見たい人と意見が合わず２回戦

厚木ＩＣまで行ったら混むと助言をもらうが、
２回戦を引きずっていて言うことを聞かずに、
厚木で降りたら渋滞
ほらやっぱりね！で３回戦突入

午後４時前に江ノ島に着いた
西日本のみんなが群がって手伝ってくれ
艇降ろしと荷物の整理があっという間に
終わり、計測まで受けることができた。
感謝！感謝！

今回の宿はヤマモトさんが早くから
貸切って調整してくれていた紀伊国屋旅館
宿泊は広島、光、松山、別府、宮崎の総勢６６名
４泊の滞在中、食事最高！風呂、宴会場の手配も
細かに調整してくださり、選手、保護者も
のびのびすごすことができた。

1日目から外の店にボトルキープしてきた人
そんなに飲めんやろ！というくらいエサと
酒を毎晩買ってきた瀬戸内連合のみなさん
頭はしっかりしているのにロレツが回らずに
話したいことを話せないオヤジ！　ダレ？
毎晩毎晩、ワイワイガヤガヤ　最高に楽しかった！

子供たちも、アッチの部屋コッチの部屋、
近くの店で盛り上がっていたようだ


紀伊国屋旅館前で
ヒロキ、カズユキ、タカと













ウチの部屋に出没していたカズユキは
真顔で「ゴースト」の話をコウシにしてくれた
自分と同時に自分のゴーストを走らせることが
できるカズユキは、天才なのかもしれない
がっ、部屋にゴキブリが出た時
いちもくさんに逃げていった　よわっ

31日　大会１日目













入場行進、開会式の後、出艇
コウシのディビジョンはグリーン
全然、イケる風なのに上マークで待つが
上がってこない
１上は中盤以降の順位、フィニュッシュへの上り
を期待するが、たいして順位を上げられない
２レース目も同様だった
江ノ島の大きく振れ戻る風に翻弄されたらしい

１日　大会２日目
朝から強風
風、波、さらに上がってくる予報













チームリーダーが召集され、
しばらく陸上待機すること、
出艇の判断は各チームに任せること、
２０馬力以下のコーチボートは
出艇を自粛することなどが決まり、
１０馬力のムラカミさんと私は、
他のフリートにお世話になることになった
私は別府のコーチボートに乗せて
いただけることに

１１時前、風が弱まりＤ旗掲揚

リタイヤを申告していた選手も
取り消して出艇した選手が
たくさんいた

第３レースＡ組がスタートした後、
風が上がり、波も大きくなった
別府のコーチボートは、Ｂ組のスタートを
見届けた後、１マークへ
波が壁のように行く手を阻む
ハマモトさんに何度も、ヤバイです！
と言ってしまった。

今年３月の最終選考会の波風は
こんなもんじゃなかった
もっとすごかったと聞いたが
私にはじゅうぶんすぎるほど
すごかった。
Ａ組が１マークを回り、走れない艇の中を抜け
Ｂ組のトップ集団が上マークに
近づいてきた
カズユキの後方にコウシを見つけ
ホッとする
１マークを１１位で回り
２マークに向けカッとんでいった。

赤十字旗が揚がった
１マークの下側にレスキューに入る
帆走していない艇に大きな声で
「レスキューが必要か？」声をかける。
返事もできないほど消耗して
いる艇も少なくなかった。
１艇スロープまで曳航、
再び海面に戻り、レスキューを続ける
我々の下側にはレースを終えＡＰ－Ａで
スロープへ向かうＯＰの艇団

コウシが着岸したことを電話で確認、
この日、フィニッシュできた艇は
１４５艇中　約５０艇だった

２日　大会３日目
昨日のレースの遅れを取り戻すべく
朝９時半からレースが開始され、
昼食は海の上での沖弁だったが
振れまわる風とゼネリコに阻まれ
４レース消化して終了
この日も前に出るレースは見られず
１上で失敗し、フィニッシュでの
上りで少し順位を上げる展開だった

３日　大会最終日













昨日まで消化したレースは７本、
この日、３本消化すれば２カットはいる

ヤマモトさんのご好意で
海上計測の運営艇に乗せていただき
最高の場所でレースを見ることができた。
しかし、運営艇であるため、声をかけられない














最終レース
１上にトップ集団に混ざってきた
目の前でカズユキとケイジュの胸を借り
抜きつ抜かれつの場面が展開され、
江ノ島に来て、はじめての興奮





























結局、３マークはトップで回ったものの
右のブローを見逃し、フィニッシュは１３位

中１の全日本が終わった


今回、江ノ島のシフトに翻弄され
走れていないのを見て私は何度も叱咤した。

後でコウシに聞いたのだが
レース２日目、スガウチさんから
自分のスタイルを変えるな！
自分を信じて走れ！と
アドバイスをいただき、
オヤジになんと言われても
自分のスタイルを変えずに
走ろうと決めていたそうだ

私のアドバイスは、
どうにか江ノ島に対応させようと
苦し紛れのアドバイスだった


来年３月、別府で開催される
最終選考会に挑戦する権利を
得ることができた。
これまでいっしょに練習し、戦ってきたみんな
育ててくれた皆さん
本当にありがとうございます。

この江ノ島を最後にＯＰを卒業する
みんなに心からエールを送ります。


荒天でむつかしい判断を迫られる中で
大会運営をしてくださった
神奈川県セーリング連盟
藤沢市青少年セーリングクラブ
の関係者のみなさん
素晴らしい大会をありがとうございました。

カズユキ優勝おめでとう！
そしてＯＰ卒業おめでとう！
カズユキのガンバリ
オヤジのガンバリ
これからのＯＰセイラー、
ＯＰオヤジたちの良い手本になると思う。

会えなくなるとさびしいですねと
言ったら

　もう出てきちゃイケないんですか？

と言った「もう１本さん」
これからもちゃんと出てきてね！