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2006年4月17日月曜日

熊本宇土カップ 1日目

宇土カップ 20060415~20060416



















5月の連休に開催される
2006西日本少年少女オープンヨット大会を前に
1レースでもレースに出場させたいと思い
熊本県宇土市の宇土マリーナで開催される宇土カップに出場することにした。

 同じクラブからはコウシと
今回のレースがデビュー戦となる
ヒロタカが参加する。
大会前日、昼から仕事を休み
ヒロタカの父と夕方4時に
マリーナで待ち合わせをして
車にヨットを積んだ。

レース前から当日の天気を確認していたが
毎日、予報が違うほど天気が安定していない。

午後6時に出発すると、すぐに
フロントガラスに雨が落ち始めた。
熊本の天気はどうだろう。
えびのから高速に乗り、熊本の県境を抜けると
雨が止んだ。

宇土マリーナには広い芝生の多目的スペースがあり
去年、宇土で開催された西日本少年少女の大会では
キャンプをしているチームが多かったので
今回はキャンプの用意をしてきた。

午後9時過ぎに宇土マリーナに到着した。
マリーナの駐車場にはOPを乗せた車が1台いたが
期間中の雨を予想してか多目的スペースにテントは
1張も見当たらない。

今回、テントは私たちだけかもしれないと思いながら
水道の近くにテントを張り
ヒロタカ家の到着を待った。

テントの前に明かりを灯し、テーブルとイスを並べ
さぁビールでもと思ったら大粒の雨が降りはじめた。
コウシとテントに避難して
お菓子を食べていたらいつの間にか寝てしまった。


15日朝
テントを叩く雨の音で目が覚めた。
雨は止む気配はない。
宇土マリーナの駐車場には
大会常連の福岡の方ともう一台
OPをカートップした車が停まっている。
聞けば夜中の2時くらいに到着したそうだ。

宇土マリーナ内に4月18日オープン予定
の道の駅「おこしき館」の屋根付き駐車場
を拝借して艇を下ろす。
この頃からポツポツとOPを乗せた車が
マリーナに集まりはじめた。
雨の影響で参加者が減っているのでは
と思ったがコウシの参加する
Bクラスは1人の欠場もなく
14名全員が集合した。

屋根付き駐車場で艤装をしていると
ヒロタカ家も到着。
昨晩のうちに到着したがマリーナの門が
閉じてあり場外で朝を迎えたらしい。

こんな雨の日にレースをやるんやろうかと
気落ちしていたがスロープから地元の高校生たちが
練習のため出艇していくのを見て気合を
入れなおした。

午後12時ホーンが鳴り
雨の中を子供たちは
次々に出艇していった。
私も他の親たちといっしょに
観覧艇に乗り沖に出た。

レース海面はマリーナから
1キロくらい沖合いだろうか。
海上は風の影響でうねりがある。
観覧艇がレース海面に到着すると
コウシは先に本船付近に
到着していた。


Aクラスのスタート1分前のホーンが鳴る。
Bクラス5分前のカウント開始1分前だ。
タイマーはセットできるだろうか。
遠くにいるコウシを凝視する。
親の心配をよそに時間前に
シバしてしっかり
タイマーをセットした。

6mの風の中、Bクラスのスタートホーンが鳴った。
コウシはスタートラインの中央より少しアウター寄りから
スタートを切った。
スタートして10mくらい走ってすぐにタックしポートにかえす。
もっと見ていたかったのだが私の乗った観覧艇は
本船の外側を回り上マークへ向け走り出した。

上マーク付近から見るとコウシの上り角度が悪い。
他艇はバウが見えるがコウシはハルが見えている。

 こりゃダメだわ。

いつも練習の時には上らせ過ぎで、スピードが出ないので
スピード重視で練習してきた。
こんな形で裏目に出るとは・・
スタート直後にはトップだったのに
前回の課題だった強風でシートを引けない
(引かない)ことはクリアしていたようだが
アビーム気味で落ちまくって走ってきたコウシは
上マークを6番手で回航した。
すぐに前の2艇を追い抜き4番でゴール。

2レース目もスタートは良かったものの
1レースと同じように上マーク付近から見ていると
あろうことかサイドマークを回航してゴールに向かった。

結局、2レース目は上マークを回航したのは
2艇。他の選手は全てDNFとなった。

その後、霧のためBクラスはハーバーバック
となり初日のレースを終了した。

ヨットを片付けて
宇土マリーナの近くに最近オープンした「おこしきの湯」
に向かった。「おこしきの湯」はオーシャンビューで
広い窓から御輿来(おこしき)海岸が望める。
一日中、雨に打たれて冷えた体を温めながらコウシと反省会をした。

 2レース目はどうやった?

     3位やったよ。

 そうやっちゃ。

     近道があってクローズで走りよったらそのままマークを
    回ることができたよ。

 コウシが回ったマークは上マークじゃなくて
 サイドマークやったちゃが。

      えぇーーーほかにマーク見えんかったよ。    
      じゃボク何位?

サイドマークを上マークと勘違いして回ったコウシは
間違いなくDNFだった。

こんなやり取りのあと温泉を後にした。
宇土マリーナに帰るとレセプションの用意が整っており
熊本の運営の方々、保護者の方々が用意してくれた
おいしい焼肉、焼きそば、イカ焼きなどご馳走がたくさん
並んでいた。

早食いの私は10分ほどで腹いっぱいになった。
同じクラブのヒロタカ家以外、気軽に話せるような
保護者もいないのでテントに帰ろうと思っていたところ
以前、別府のクリスマス合宿で少しだけ話をしたことの
ある鹿児島ジュニアの父兄の方が声をかけてくれた。

子供たちが上マークを回らずにサイドマークを回って
来た話や一日雨で寒かった話で盛り上がった。
また、こんな雨の日にテントは大変だから
鹿児島ジュニアの宿泊場所にいっしょに
泊まればと声を掛けていただき
お言葉に甘え一晩ご厄介になることになった。

コウシはすぐに寝てしまったので
鹿児島の子供たちとあまり話ができなかったが
これから大会や練習を通してぜひとも仲良くなって
ほしい。

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