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2006年11月13日月曜日

はるかぜ進水式

20061112
ゴトー先生が手塩にかけてコツコツと整備してきた
コーチボートの「はるかぜ」の進水式をしました。



















ゴトー先生が艇庫の管理人になって、しばらくしてから
どこからか古ぼけたゴムボートを持ってきた。

 先生 これどうすると?

 ヒマを見つけて少しずつ直そうと思っています。

見ればそのゴムボートは、空気が抜けて気室を補強している
シールドも剥げている部分がたくさんあり
正直、こんなものが再生できるのだろうかと思った。

 このゴムボートはメンテを受けずに放置してあり
 死にかけていました。
 ゴムボートは安くで買えるものではありません。
 管理を任された管理者がボートの利用の仕方や
 メンテナンスの仕方を使う人達にキチンと伝えて
 みんなで大事にすれば、本来、ずっと使える丈夫な
 ものなんです。
 どこか調子が悪くなって乗れなくなったからといって
 使わなくなると再生するのにかなり手間がかかります。
 こんなになるまで放置されていたこのボートは
 かわいそうですよねぇ。

ゴトー先生の言葉を聞いて
自分も振り返り反省させられることが
たくさん浮かんできた。

ゴトー先生から少しでも船のことを勉強しよう。
そして子供たちにも教えてあげよう。

ゴトー先生の仕事はゴムの接着からはじまり
船底の修理、ボート本体の整備、艤装品の整備
とほとんどの部分に及んだ。
ヤグラ、風防、スピーカ、ホーンなど新しい艤装も
なされ「はるかぜ」は新艇で進水した時よりも貫禄のある
姿で生まれ変わった。
そしてなんと船台まで廃材を使って自作してしまった。

 もちろん、ゴトー先生の豊富な知識と経験をもってしても
作業の全てがスムーズにいったわけではない。

接着がうまくいかなくて接着剤を何種類も試してみて
やっと接着できたり、強度が足りなくて何度もやり直し
たり、その他にも見ている者の想像のつかない
ご苦労も多々あったと思います。


ダイチの父が手伝って最終チェックです。

















はぁーい。集まって! 進水式するよぉーー

















進水式はこうやって船首にビールかけるんだよ。
















こらっダイチっ!
ビール舐めるな!
















ゴトー先生と「はるかぜ」  ハイポーズ



















いよいよ進水。





















走りはどうだ?





























艇庫でいろんな物を作ったり修理したりしているゴトー先生も
素敵ですけど、やっぱり船に乗ってる先生は光ってます。



















ゴトー先生。
現役の先生を今年の春に退職されたけど
いつまでも子供たちと私たちの先生でいてください。