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2006年4月23日日曜日

短パン派

20060422



















天気予報が大当たり
朝から雨が降っている。

マリーナでは高校生が艤装をはじめていた。
中に、初めてみる1年生新入部員の姿もある。
今年は豊漁で6名の新入部員がはいったらしい。

早速、宇土カップを教訓に
コウシ、ダイチに自分で艤装をさせる。
マストは自分でなんとか挿せた。
スプリットには手が届かずに

  台を持ってくる

とコウシから積極的な言葉が・・
しかし私の手が勝手に動いてスプリットを挿してしまった。
これがイカんのよね。(かなり反省)


ササキコーチの朝のミーティングが終わると
子供たちは出艇した。

ドシャブリの中、ササキコーチが
フリースと短パンで艇庫から出てきた
それじゃあんまりだと私の汚いジャンバーを
着てもらう。

ササキコーチは真冬でも短パン派で
寒そうにしている。

    寒くない?

 だいじょうぶです。

年中短パンで気合が入っているからだいじょうぶなのかも
しれないが今はコーチにとって一番大事な時期なので
風邪でもひいたら大変だ。

ダイチの父とササキコーチと私の3人はゴムに乗って
子供たちを先導して沖に向かった。

マリーナ入口にさしかかると
入口付近が広い範囲にわたって砂に埋もれ浅くなっている。
一番浅いところはゴムボートでも底が当たりそうだ。
ここのマリーナは構造上の問題なのか
大きな台風が過ぎた後はもちろん、そうでなくても
時間の経過で少しづつ砂が溜まり小型船舶の入出航ができなくなり
その度に浚渫船が来て浅くなった海底を掘って
船が通れるように工事している。
1回の作業にかかる費用は3,000万円ほどらしい
私が知っている範囲でも年に最低3回ほど工事をしているので
最低でも年間1億円くらいの費用がかかっているのでは
ないだろうか。

もったいない。

身になるお金ならバンバン使ってもらいたいが、
何も変わらない、足しにもならない。ランニング費用
にお金がかかるのはもったいない。
管理は県だと聞いているが
どんな気持ちで浚渫の決裁をしているのだろう。
このまま浚渫が続くことはないと思いたいが
抜本的な処置が実施されるまでずっと税が投入されるのだ。
この悪循環が長く続けば続くほど無駄な費用がかかる。
当初の計画では、マリーナ入口の沖に一文字の防波堤を
作り砂の流入を防ぐはずだったらしいのだが
一文字防波堤があれば砂の流入が
完全に食い止められたのだろうか。
それでも少しづつは砂が流入し
現在、年数回行っている浚渫のスパンが
長くなるだけなのでは ないだろうか。
いっそ、現在の入口を閉じて南側海面側に入口を作ったらどうだろう。
そのほうが入出航の安全面からしても良いのではないだろうか。
マリーナ建設計画、建設、運営、いろいろな面で簡単には割り切れない
問題やしがらみがあると思うが一日でも早く適切な処置がなされるよう願いたい。


本日は雨、風は北西の風2mくらい
上、サイド、下の三角コースを作って
コース練習をした。
ダイチもコウシもタックをした後に
メインシートの引き込みが足りない。
風が強くて引けないのではない。
集中力が足りずタックした後に引くのを
忘れているのだ。
何度、注意してもすぐ忘れる。

ダイチはタックしてから落ちていくクセ
があったが今日はキチンと上れている 。
コウシは以前は落ちずにスピードが無かった
が今日は落ちまくっている。
2人ともオーバーセールが多い。
ササキコーチが的確に指示を出すが
なかなか自分で考えて走ってくれない。
2人とも以前より上手になって指導者の要求が
高くなったのだろうか?
そうであればいいのだが素直にそうは思えない。

西日本大会を前に問題が山積みであるが
なんとかひとつだけでもマスターさせて
レースに望みたい。

今日、帰ってから反省会をして
無駄なアガキになるかもしれないけど
来週土曜日も練習することにした。

2006年4月17日月曜日

熊本宇土カップ 2日目

宇土カップ 20060415~20060416



















4月16日
コウシとヒロタカ、鹿児島ジュニアご一行様はまだ寝ている。
寝心地の良い部屋で目覚めた私はテントを片付ける
ために多目的スペースに向かった。

コウシ一人のヨットを積み下ろししたり
するだけでも大変なのにキャンプ用品を持ってくると
車いっぱいの荷物になってしまい整理が大変だ。

昨晩、お世話になった鹿児島ジュニアの保護者は自分の子供
だけでなく他の子供たちも連れてきているので
荷物もかなりあるだろう。
子供たちの面倒もみなければいけない。
相当なご苦労だと思う。

雨で濡れたものを車に干し、
軽い朝食をとって
コウシと艤装に取り掛かった。

朝8時。
宇土マリーナに出艇のホーンが響いた。


昨日とはうって変わり青空の下
子供たちが出艇していく。
海上は風がなく
遅れて出艇した子供たちは
観覧艇や運営艇にロープで
引かれ沖に向かった。

Bクラススタート3分前
コウシはスタートラインを流し終え
本船の黄色いセーリングクルーザー横で
待機している。
これまでは下にくだり過ぎたりして
スタートに間に合わないことが
多かったが
今回のレースでは違っていた。

Bクラスのスタートホーン1分前には
スタートラインに入り
最前列で一旦ブレーキを掛けてから
アウターに向けゆっくりと走りだした。
アウターまでの距離を
セールの出し入れで調整している。

 うまい。イケる。

コウシはアウター手前から
トップスピードでスタートラインを切った。




どしゃぶりの1日目に2レース
2日目に3レースを消化して全てのレースを終了した。
5レース以上成立の場合、1レースカットだったので
1日目にサイドマークを上マークと勘違いして回航し
DNFになったレースはカットになった。

今回のレースを終えて順位には結びつかなかったものの
コウシは練習の成果をいたるところで発揮した。
また反面、練習中にはやったことのないような
大きなミスもあった。

今回の宇土カップでは、私たち保護者の指導方法を
考えさせられた。
他のジュニアヨットクラブの子供たちは車からの艇降ろし、
艤装など何でも自分のことは自分でやる。
ウチの場合、親が何でも手を出して子供が自分で
何をしなければならないかさえわかっていない。

たしかに、親が手を出せば効率よく事が運ぶ。
時間がかかってもいいから
子供にやらせて自分が何をしなければ
いけないかを考えさせ
自分のことは自分でできるように
なることがウチの子供たちにとって
一番大事なことだと思った。

早速、帰ってからやらせよう。

熊本宇土カップ 1日目

宇土カップ 20060415~20060416



















5月の連休に開催される
2006西日本少年少女オープンヨット大会を前に
1レースでもレースに出場させたいと思い
熊本県宇土市の宇土マリーナで開催される宇土カップに出場することにした。

 同じクラブからはコウシと
今回のレースがデビュー戦となる
ヒロタカが参加する。
大会前日、昼から仕事を休み
ヒロタカの父と夕方4時に
マリーナで待ち合わせをして
車にヨットを積んだ。

レース前から当日の天気を確認していたが
毎日、予報が違うほど天気が安定していない。

午後6時に出発すると、すぐに
フロントガラスに雨が落ち始めた。
熊本の天気はどうだろう。
えびのから高速に乗り、熊本の県境を抜けると
雨が止んだ。

宇土マリーナには広い芝生の多目的スペースがあり
去年、宇土で開催された西日本少年少女の大会では
キャンプをしているチームが多かったので
今回はキャンプの用意をしてきた。

午後9時過ぎに宇土マリーナに到着した。
マリーナの駐車場にはOPを乗せた車が1台いたが
期間中の雨を予想してか多目的スペースにテントは
1張も見当たらない。

今回、テントは私たちだけかもしれないと思いながら
水道の近くにテントを張り
ヒロタカ家の到着を待った。

テントの前に明かりを灯し、テーブルとイスを並べ
さぁビールでもと思ったら大粒の雨が降りはじめた。
コウシとテントに避難して
お菓子を食べていたらいつの間にか寝てしまった。


15日朝
テントを叩く雨の音で目が覚めた。
雨は止む気配はない。
宇土マリーナの駐車場には
大会常連の福岡の方ともう一台
OPをカートップした車が停まっている。
聞けば夜中の2時くらいに到着したそうだ。

宇土マリーナ内に4月18日オープン予定
の道の駅「おこしき館」の屋根付き駐車場
を拝借して艇を下ろす。
この頃からポツポツとOPを乗せた車が
マリーナに集まりはじめた。
雨の影響で参加者が減っているのでは
と思ったがコウシの参加する
Bクラスは1人の欠場もなく
14名全員が集合した。

屋根付き駐車場で艤装をしていると
ヒロタカ家も到着。
昨晩のうちに到着したがマリーナの門が
閉じてあり場外で朝を迎えたらしい。

こんな雨の日にレースをやるんやろうかと
気落ちしていたがスロープから地元の高校生たちが
練習のため出艇していくのを見て気合を
入れなおした。

午後12時ホーンが鳴り
雨の中を子供たちは
次々に出艇していった。
私も他の親たちといっしょに
観覧艇に乗り沖に出た。

レース海面はマリーナから
1キロくらい沖合いだろうか。
海上は風の影響でうねりがある。
観覧艇がレース海面に到着すると
コウシは先に本船付近に
到着していた。


Aクラスのスタート1分前のホーンが鳴る。
Bクラス5分前のカウント開始1分前だ。
タイマーはセットできるだろうか。
遠くにいるコウシを凝視する。
親の心配をよそに時間前に
シバしてしっかり
タイマーをセットした。

6mの風の中、Bクラスのスタートホーンが鳴った。
コウシはスタートラインの中央より少しアウター寄りから
スタートを切った。
スタートして10mくらい走ってすぐにタックしポートにかえす。
もっと見ていたかったのだが私の乗った観覧艇は
本船の外側を回り上マークへ向け走り出した。

上マーク付近から見るとコウシの上り角度が悪い。
他艇はバウが見えるがコウシはハルが見えている。

 こりゃダメだわ。

いつも練習の時には上らせ過ぎで、スピードが出ないので
スピード重視で練習してきた。
こんな形で裏目に出るとは・・
スタート直後にはトップだったのに
前回の課題だった強風でシートを引けない
(引かない)ことはクリアしていたようだが
アビーム気味で落ちまくって走ってきたコウシは
上マークを6番手で回航した。
すぐに前の2艇を追い抜き4番でゴール。

2レース目もスタートは良かったものの
1レースと同じように上マーク付近から見ていると
あろうことかサイドマークを回航してゴールに向かった。

結局、2レース目は上マークを回航したのは
2艇。他の選手は全てDNFとなった。

その後、霧のためBクラスはハーバーバック
となり初日のレースを終了した。

ヨットを片付けて
宇土マリーナの近くに最近オープンした「おこしきの湯」
に向かった。「おこしきの湯」はオーシャンビューで
広い窓から御輿来(おこしき)海岸が望める。
一日中、雨に打たれて冷えた体を温めながらコウシと反省会をした。

 2レース目はどうやった?

     3位やったよ。

 そうやっちゃ。

     近道があってクローズで走りよったらそのままマークを
    回ることができたよ。

 コウシが回ったマークは上マークじゃなくて
 サイドマークやったちゃが。

      えぇーーーほかにマーク見えんかったよ。    
      じゃボク何位?

サイドマークを上マークと勘違いして回ったコウシは
間違いなくDNFだった。

こんなやり取りのあと温泉を後にした。
宇土マリーナに帰るとレセプションの用意が整っており
熊本の運営の方々、保護者の方々が用意してくれた
おいしい焼肉、焼きそば、イカ焼きなどご馳走がたくさん
並んでいた。

早食いの私は10分ほどで腹いっぱいになった。
同じクラブのヒロタカ家以外、気軽に話せるような
保護者もいないのでテントに帰ろうと思っていたところ
以前、別府のクリスマス合宿で少しだけ話をしたことの
ある鹿児島ジュニアの父兄の方が声をかけてくれた。

子供たちが上マークを回らずにサイドマークを回って
来た話や一日雨で寒かった話で盛り上がった。
また、こんな雨の日にテントは大変だから
鹿児島ジュニアの宿泊場所にいっしょに
泊まればと声を掛けていただき
お言葉に甘え一晩ご厄介になることになった。

コウシはすぐに寝てしまったので
鹿児島の子供たちとあまり話ができなかったが
これから大会や練習を通してぜひとも仲良くなって
ほしい。

2006年4月10日月曜日

ディンギー艇庫

20060409



















4月というのにまだ肌寒い
コウシにジャンバーを着せてから
マリーナに向かう。

ヒロタカ、コウシは4月15日に
熊本で開かれるレースに出場するので
今日がレース前、最後の練習だ。

ササキコーチは病院の研修、
ダイチのお父さんは会社の会議で
練習には参加できないとの連絡があった。

OP3艇を艇庫から出して
コウシのヨットの艤装を済ましたところで
ダイチがお母さんといっしょにやってきた。
少し遅れてヒロタカもお父さんといっしょに到着。
私一人で3人の子供を見るのは無理なので
ヒロタカくんのお父さんが来てホッした。

OP組はダイチ、コウシ、ヒロタカ。
タロウはミニホッパーの練習をするので
OP組とは別で高校生といっしょに練習している。

ヒロタカのお父さんとゴムボートに乗り
OP3艇を引き連れ沖にでると
高校生の練習用にマークが既に打ってあり
高校生は別の海面でセーリング練習をしていたので
高校生たちがマーク回航練習をはじめるまで
マークを拝借して練習することにした。

風は3m~4mだったが時折、6m~8mのブローが入る。
練習にはもってこいの好条件だ。

コウシはあいかわらず上り過ぎでスピードが無い。
見ているとラフ付近少しシワが入りシバ気味で走っている。
クローズでスピードが無いのは致命的だ。
コウシのクセに合わせたレーキの調整が必要だと思う。
こんな時にコーチがいれば適切な指示がでると思うのだが
今日は私とヒロタカの父しかいないので

 上り過ぎやがぁーー

と叫ぶくらいの指示しかできない。
また、ブローが入るまでは
シートは引けているが
ブローが入ってヒールしてシートを緩めるのはいいのだが
その後、シートを引かずにセールを出したまま走っている。

コースを3、4回、回った後
風が上がってきて7m~9mくらいに
なってきたのでそろそろ着艇させようと思ったが
ヒロタカの父が

 こんないい条件はなかなかないから もっと乗せましょう!

結局、全周1kmくらいのコースを7回ほど回らせて
午前の練習を終了した。

ダイチは午前中の練習のあと用事ができて早退した。
午後からのスタート練習はタロウも加わり、
湾内でタロウ、ヒロタカ、コウシで練習した。


この4月から臨海公園に指定管理者制度が導入された。
ディンギー艇庫は指定管理者制度の枠外となり
セーリング連盟が管理することになったようだ。
ディンギー艇庫には今まで管理人は居なかったが
4月からセーリング連盟の役員が管理者として配置された。

利用者からはこれまでよりも
安全、利用面でのサービス向上が望まれるところである。
青少年育成の面から利用者の一人として運用を見守っていきたいと思う。