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2006年5月16日火曜日

第26回西日本少年少女オープンヨット大会 3日目

20060505 (晴れ)
第26回西日本少年少女オープンヨット大会 米子市中海




















米子に来た時は、肌寒かったが
期間中、晴天が続き
暖かい最終日となった。

前日、予定された7レースの内
6レースを消化し
本日は1レースを残すのみとなった。

Bクラスの出艇は午前10時
朝早く会場に到着した私たちは
出艇まで車の荷物を整理したり
帰り支度をしながら出艇を待った。

コウシは昨日までの6レースで暫定3位
できることならこのまま3位で終わらせてやりたい。
最後の1レース
今まで練習したことを思い出して
走って来いと送り出した。


風は5m~6m
西日本少年少女最終レーススタートのホーンが鳴った。
上マークまでのコース取りがまずかったが
なんとかシングルで上マークを回航。

 抜かれないでそのまま行ってくれ!

後半、大きなミスもなく
コウシは7位でゴール。

昼食のお弁当を食べてから
3時の閉会式まで
全ての片付けを終えても持て余すほど
かなり待ち時間があった。

午後3時前にようやく表彰式がはじまり
真っ先にBクラスの成績発表。

 コウシ 3位

名前を呼ばれてはじめてコウシが
3位だということがわかった。

 コウシやったやん。おめでとう!

子供たちの後ろで私といっしょに見ていた
ダイチの父が握手してくれた。

自分のことのようにうれしかった。

コウシは小学2年からレースに出場して
今回で7レース目。
3年生になってから近県で開催されるレースには
できるだけ参加してきた。
2年生の頃はいつもビリだったが
レースを重ねる度に少しずつ順位が上がって
 おとうさんボク負けたくない!
と、少しずつ欲もでてきた。
去年、宇土で開催された西日本が終わった時、
来年は10位以内に入って
Aクラスにいこうとコウシと話した。

私の中では
この米子でコウシが10位以内に入らなくても
今年からAクラスのレースに出場させて
上手な選手と走らせようと思っていた。

西日本少年少女のBクラスで10位以内に入ると
翌年からBクラスのレースには
出場できないことになっている。
最初で最後のBクラスの入賞を
3位で飾ることができた。


コウシがヨットをはじめた時、
水が怖くて海に足もつけられなかった。
寒くて怖くて泣いた日もたくさんあった。

今回の結果は
コウシの実力以上の結果かもしれない。
この2年半、練習をほとんど休まずに
頑張ってきたと思う。
ずっと頑張ってきたから
3位になれたんやと思う。

大会の全てが終了し
夕方4時くらいに米子を出発して
私のボーっとした運転で高速道路に乗りそこない
お城のようなおみやげ屋さんに偶然通りかかって
そこでおいしいお菓子を試食して、ようやく米子道に乗った。

その後、3回ほどサービスエリアで休憩しながら
午後11時くらいに壇ノ浦SAにたどり着き
駐車場の隅に車を停め
車の後ろに1人用のテントを張って
狭いテントの中でダイチの父と一夜を共にした。

翌日6時に起き
子供たちに関門海峡を見せて
福岡まで走って、「万葉の湯」で
温泉にゆっくりつかり

それからキャナルシティのポケモンセンター
に寄った。
子供たちはわけのわからない
小さなポケモンのぬいぐるみを買ってもらい
ここでしか買えない限定品を
ゲットしたと喜んでいる。

ダイチはヘリハンでおニューのライフジャケットと
黄色いラッシュガードを買ってもらっていた。
ダイチはどんどんデカくなっているのに
コウシは小学2年の時に買った
ウェットスーツとラッシュガードが
まだまだ着れている。
頼むから巨大化してくれ!
そうすれば強風にも強くなる。
巨大化しなくても福岡のケイジュくん
みたいにテクを磨けば乗れるように
なるのかなぁ

ダイチの父と私のOPパパは
はじまったばかりだ。
これからは私たち親が勉強しないと
子供について行けなくなる。

心やさしき全国のOPパパのみなさま
私とダイチの父はこれからOPパパとして
一生懸命勉強することをここに誓います。
どうか私たちド素人にOPのいろんな
ことをご教授ください。

2006年5月10日水曜日

第26回西日本少年少女オープンヨット大会 2日目

20060504 (晴れ)
第26回西日本少年少女オープンヨット大会 米子市中海




















朝6時起床
子供たちの部屋に行くとコウシは起きていた。
ベットの上で布団にくるまって眠そうなダイチを
起こし、子供たちの部屋でいっしょに朝食をとる。
ダイチの父と私のサンドイッチはホテルの冷蔵庫の
中で凍っていてシャリシャリしてまずかった。


湊山公園に着くと、いい具合に出艇場所に通じる
道の隣に車2台分のスペースが空いていた。
子供たちは艇の準備。大人は観覧の準備をしていると
出艇時刻が迫ってきた。

Aクラスが先に出艇し、続いてBクラスの番になった。
ここはスロープが無く、水面と同じ高さのポンツーン
からOPを抱えて水に入れる。

普段、子供たちが出艇した後は観覧艇か持参した
ゴムボートに乗ってレースを観覧するのだが
今回はレース海面が護岸に近いので整備された
護岸にマットを敷きイスを並べて
リゾート気分での観戦となった。
コウシのレースを陸から観戦するのはこれが
はじめてである。
陸から近いと言っても親の声は子供に届かない。

 叫ばなくてもだいじょうぶやろうか?

今までのレースでは、コウシに向けてレース開始から
終了まで叫ばずにいたことなど一度もなかった。

 おらぁー シート引かんかぁーー
 
 お前どこ行きよるんやぁーー

レースでは怒声のサポートはもちろん禁止である。
しかし、ゴムボートや観覧艇に乗りコウシの近くに
いるとどうしても叫んでしまっていた。

コウシが自分で考え自分で判断しなければならない
ノンサポートのレースがスタートした。

Bクラス、参加艇数31艇

スタートしてからほとんどの艇がポートに返す中、
コウシはスタボーで進んでいる。
陸上から見ると艇団の奥行きがはっきりわからないが
スタポーで進んでいるコウシが不利に見える。

 早くポートに返せ!

コウシは自分の後方をポートで抜けていく艇団には
気づかないようだ。
ずいぶん時間が経過してからポートに返した。
上マーク付近では艇団が入り乱れていて
私たちが観覧している位置からは、
どの艇が高い位置にいるのかわからない。

 コウシいいとこいるじゃん!

誰かが言った。
あわてて双眼鏡を覗くとコウシは上マークを
4番手で回航。
下マークまでに1艇を抜き、
ゴールまでの上りでは
なんとか順位をキープ
3位でゴールした。

その後のレースでは
上マークで、はじめてのトップ回航を2度したが
上からサイドでセールが風に合っておらず
後続艇に抜かれたが上位に絡む良い
レースが何本かあった。

このレースが3レース目となったダイチは
ほとんどのスタートで第1線からスタートできたものの
レース経験不足のためクローズで周りの艇
に翻弄されしっかりコースを維持できなかった。
元々スピードのあるダイチは
サイド、下までは他艇と同等に走っていたが
下マークからのクローズでまた順位を落としていた。

普段、練習ではダイチとコウシは
同じ練習をして同じように走っている。
ダイチがクローズでキチンと走れないのは
多くの艇と走るレース経験が少ないので
他艇に惑わされ、どう走って良いのか
感覚的にわからないのだと思う。

初日は、風待ちもなく
大会中に予定された7レースのうち
6レースを消化した。

成績が良かったら焼肉
悪かったらお茶漬けと
子供たちと夕食の約束をしていたが
観戦にバテた親が体力をつけないとイカん
ということでお茶漬けはヤメて
元気の出そうなものを食べにいくことにした。

ホテル出て道路を渡るとすぐに
米子市の歓楽街になっていて
5分くらい歩いたところにホテルで聞いた
お目当ての「かば」があった。

掘り炬燵のある居酒屋で
お店の入口に境港であがった日本海の
おいしそうな魚が並んでいる。

 期待できそう。

刺身は新鮮で、九州ではお目にかかれない
ハタハタなんかもおいしかった。
店員さんもフレンドリーで子供たちと
ワイワイやっているとポテトの大盛りを
サービスしてくれた。
5人でお腹がいっぱい食べたけど
料金は安かった。

  近くにおいしいケーキの食べれる
  おしゃれな喫茶店ありませんか?

ダイチの父が「かば」の店員さんに尋ねたら
わざわざその喫茶店まで案内してくれた。
珈琲工房「喜多川」でおいしいコーヒーを
飲み、帰りにお菓子をもらった。
米子の太っ腹なサービスに
子供たちは大喜び

ホテルへの帰り繁華街をプラプラ歩いていると
手焼きのせんべい屋さんがあった。
米子名物!?六方焼「ちとせ」
ダイチの父が

 これは買わんとイカんやろ!

地元のお菓子、六方焼をゲット!
ここでもまたまたサービスのせんべいをもらった。
なんでこんなに米子はサービスがいいんやろう。
おじいちゃんありがとう。

咲い地蔵(わらいじぞう)に
明日の必勝をお願いしてホテルに帰った。

米子の繁華街は
路地裏に歴史のありそうなお店や
元気そうなお店があって
いつまでも散策していたい
街並みだった。

2006年5月8日月曜日

第26回西日本少年少女オープンヨット大会 1日目

20060503 (晴れ)
第26回西日本少年少女オープンヨット大会 米子市中海



















5日2日午後、ディンギー艇庫の管理をしている
ゴトウ先生に手伝ってもらってOPを車に積んだ。

 せっかくの連休だから楽しんできてください。

ゴトウ先生に見送られ一旦、自宅に帰って
準備をしているとササキコーチが激励に来てくれた。
大分の病院での研修を終えた帰りに、私たちが
まだ出発していないのを知ってわざわざ寄ってくれたのだ。

 コウシがんばってこいよ!

 うん。

コウシの返事に心なしか元気がない。
2月のウィンターカップでササキコーチに
いっしょに行ってもらったのに結果が出せなかった
ことが頭にあったのだろうか。

ササキコーチに見送られ午後8時に自宅を出発。
途中、ラーメンを食べて熊本のインターで
ダイチの父に電話をしたら
今から宮崎を出発するとのこと
ダイチの父は高速道路に慣れているので
どこかで追いついてくるだろう。

福岡の古賀SAで給油して、九州に別れを告げ
中国道に入ったら急に眠くなってきた。
ダイチの父に「美東SA」で寝ると連絡して
車の中で寝る。

どのくらい眠っていたのだろうか
携帯が鳴った。

 モシモシ 追いついたよ。

  エッ

寝ぼけてキョロキョロすると
車の外に携帯を握ったダイチの父がいた。
ずいぶん前に「美東SA」に着いて
私がいるのを確認してから仮眠を
取り、4時半になったので
窓ガラスを叩いたが起きないので
車の外から携帯してくれたのだ。
ベルが鳴り私が寝ぼけて携帯を探す姿が
かなり滑稽だったらしい。

まだ明けない中国道を2台で米子をめざした。
「中国道」から「米子道」に入り「大山」を
右手に見ながらしばらく走り米子市に入った。

高速を降りて10キロほど走り
今回の会場となる「湊山公園」に午前9時到着。
全行程11時間、その距離800キロ余り。遠かった。

休む間もなく
艇を降ろして艤装に取り掛かる。
主催者の話では午後にトライヤルレースを
1本やるらしい。

艤装を終え、レース海面を見に行く。

「米子市」は人口約15万人。
「中海」は宍道湖の東にある
弓ヶ浜半島と島根半島に閉ざされた、
自然が創りあげた静かな内海だ。

風は7~8mくらいだろうか
しかし、海面は内海のせいかフラットである。

トライヤルレース出場のために
子供たちが出艇するころには風はさらに強くなっていた。

スタートホーンが鳴りOP級AクラスBクラス、
他艇種も同時にスタート。
Aクラスが強風の中、上マークに爆走する中、
コウシとダイチはスタートラインで上れずに右に行ったり
左にいったりしている。

 またかよ・・・

Bクラスにリタイヤ艇が出る中
ダイチは上マーク付近で沈してリタイヤ。
コウシはなんとかコースを回ってビリでゴールしたものの
強風に翻弄され、いいとこナシ。

子供たちが着艇して すぐにその場を後にし、
今回の宿である「米子ニューアーバンホテル」に
チェックインしホテルの部屋でダイチ、コウシと反省会。
今日の情けないレース展開に反省会は延々1時間におよび
明日、本戦でのがんばりを子供たちと約束して
レセプション会場の湊山公園に急いだ。

会場ではオードブルとお刺身、天ぷらなどが振舞われて
いたが初日のレースでお腹がペコペコの選手たち
の食欲は旺盛で、遅れて参加した私たちは
食欲を満たせないまま野外会場の冷たい風に
後押しされ会場を後にした。
タロウ家もタロウ父の旧友に会うとかで
私たちより先に撤収した。

冷えた体を暖めるため
事前に調べておいた「おーゆ・ランド」へ直行!
入浴料310円と安く、設備も良かったが
連休のためか混雑していてゆっくりできなかった。
これから行く人は石鹸、タオルが常備されてないので注意。

ホテルへの帰り道、焼き鳥と朝食を買い込んだ。
部屋でダイチの父と反省会をしていたが
長距離運転の疲れで10時には撃沈。